糸括(読み)いとくくり

精選版 日本国語大辞典 「糸括」の意味・読み・例文・類語

いと‐くくり【糸括】

  1. 〘 名詞 〙 植物サトザクラの園芸品種。花は淡紅色、中輪の重弁花で、四月下旬頃、枝の先に群がって咲き、柄が長いため、花弁が糸で括られているように見えるところからこの名がある。
    1. [初出の実例]「山桜〈略〉白桜 糸くくり 手まりさくら」(出典:俳諧・増山の井(1663)三月)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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