糸鬘(読み)いとかつら

精選版 日本国語大辞典 「糸鬘」の意味・読み・例文・類語

いと‐かつら【糸鬘】

  1. 〘 名詞 〙 歌舞伎の鬘(かつら)一つ。立役で、後ろに下げた毛に太白の糸をまぜてあり、肩のあたりに垂れ下がったもの。糸垂れ。
    1. [初出の実例]「トかけりになり、〈略〉糸かづらを乱し、狂乱の拵らへにて」(出典:歌舞伎・菊宴月白浪(1821)一〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android