太白(読み)タイハク

デジタル大辞泉の解説

たい‐はく【太白】

太白星」の略。
絹糸の太く白いもの。
精製した純白の砂糖。たいはくさとう。
サツマイモの一品種。たいはくいも。
太白飴(あめ)」の略。

たいはく【太白】

仙台市南部の区名。新興住宅地。

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百科事典マイペディアの解説

太白【たいはく】

韓国,江原道東南部の鉱山都市。太白山脈の主峰太白山(1561m)の東麓にある。一帯は無煙炭の埋蔵量が豊富で,石灰岩,森林資源などにも恵まれ,〈太白山地域総合開発計画〉による開発がすすめられてきた。市内には国営最大の長省炭鉱があり,一時は全国の採炭量の30%を占め,人口も11万人(1980年)を超えていたが,現在は半減し,エネルギー革命による市の将来が案じられている。5万5000人(2005)。
→関連項目江原道

太白【たいはく】

金星の古代中国名。

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[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションの解説

たいはく【太白】

兵庫の日本酒。酒名は、宵の明星・金星の別称に由来。精米歩合40%で但馬杜氏が仕込む大吟醸酒。華やかな香りと辛口の味わいがある。原料米は山田錦。仕込み水は久斗山水系の伏流水。蔵元の「吉村酒造」は大正6年(1917)京都・伏見で創業。平成12年(2000)酒蔵を兵庫・但馬に移転。所在地は美方郡新温泉町高末。

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世界大百科事典 第2版の解説

たいはく【太白 T‘aebaek】

韓国,江原道南部の山間にある炭鉱都市。人口6万4877(1995)。埋蔵量4億t以上と推定される韓国最大の無煙炭田があり,国営最大の長省炭鉱など大小多数の炭鉱が開発され,炭鉱夫の住宅を中心とする市街地が険峻な山峡に沿って形成された。しかし,近年採炭量が大幅に減少し,人口も最盛期の半数にまで激減している。旌善(せいぜん)等より山奥の鉱山町へ通ずる黄池線の始発点であり,市内の鉄岩駅に大貯炭場がある。南方には太白山(1546m)があり,その北麓には洛東江水源とされる黄池がある。

たいはく【太白 tài bái】

金星の古代中国名。五星の一つ。五行説では金に配するので金星とも称するようになった。本来は明けの明星を啓明,宵の明星を長庚または太白と呼んで区別した。古来軍事に関連する星と考えられ,特に戦時には戦局を占う手がかりとしてその動向が注目された。唐代には道教の星信仰の中で重視されたが,それが日本の陰陽道に取り入れられて大将軍信仰となり,さらに仏教の明星天崇拝を生んだ。【麦谷 邦夫】

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大辞林 第三版の解説

たいはく【太白】

「太白星」の略。 「 -の光漣さざなみに砕くだけ/源おぢ 独歩
サツマイモの一品種。
「太白飴」「太白砂糖」の略。

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精選版 日本国語大辞典の解説

たい‐はく【太白】

[1]
※続日本紀‐養老六年(797)七月己卯「太白昼見」
[2] 〘名〙
① 精製した純白の砂糖。
※滑稽本・浮世風呂(1809‐13)四「『此砂糖は糠でもまぜやアしねへか』『本太白(タイハク)でござります』」
※雑俳・柳多留‐一〇一(1828)「太白といへどもあま(く)無おとこ」
※ロドリゲス日本大文典(1604‐08)「ゴシンジャウノ ヲボエ 〈略〉ドンス ニジッタン ウチ〈略〉 Taifacu(タイハク) ニジッキン」
④ 白いこと、また、白いものをさしていう。
※雑俳・柳多留‐一七(1782)「けいせいを大白(たイはく)にするいたい事」
⑤ 大輪の白菊。
※御湯殿上日記‐天文四年(1535)一〇月一日「しやうあん大はくのきくしん上あり」
⑥ 白く焼いた無紋の猪口(ちょこ)。〔随筆・守貞漫稿(1837‐53)〕
⑧ 足の親指、第一関節の外にある灸点の名。泄瀉、嘔吐、腰痛などによいとされる。

たいはく【太白】

仙台市の行政区の一つ。平成元年(一九八九)成立。市南西部、名取川流域の商業・住宅地域。秋保(あきう)温泉がある。

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世界大百科事典内の太白の言及

【金星】より

…そのため太古より人類の注目を集め,バビロニアでは農業に必要な暦の手引きとなるため豊穣(ほうじよう)の神イシュタルの名を冠してあがめられ,ギリシアでは美の女神アフロディテ(ローマ神話ではウェヌス=ビーナス)として祭られた。中国では,その光が白銀を思わせるところから太白と呼んだ。地球よりも太陽に近く,太陽より48゜以上離れないので真夜中の空に見ることなく,日没後の西空,または日の出前の東空に見るのみである。…

※「太白」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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