紅炉上一点の雪(読み)こうろじょういってんのゆき

精選版 日本国語大辞典 「紅炉上一点の雪」の意味・読み・例文・類語

こうろ【紅炉】 上(じょう)一点(いってん)の雪(ゆき)

真赤におこっている囲炉裏の上に雪をおくと、すぐ溶けるように、私欲、迷い、疑いなどがすっかり溶けること。
※塩山和泥合水集(1386)「仏祖言教紅炉上一点の雪の如し」 〔続近思録

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「紅炉上一点の雪」の意味・読み・例文・類語

紅炉上こうろじょう一点いってんゆき

《「続近思録」から》紅炉の上に置いた雪がたちまちとけてしまうように、私欲や迷いなどがすっかりとけてしまうこと。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android