紋印(読み)もんじるし

精選版 日本国語大辞典 「紋印」の意味・読み・例文・類語

もん‐じるし【紋印】

  1. 〘 名詞 〙 紋の図案紋章
    1. [初出の実例]「六十余州の大名様、お馬印槍印おかごをさへの紋印、そらに覚えて罷在御奉公はえんの物」(出典:浄瑠璃・薩摩歌(1711頃)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の紋印の言及

【紋章】より

…ある特定の図案を用いて,個人,一家,一族,団体,結社などを表徴する標識。紋章という呼称は近代になってからのもので,古くは〈家紋〉〈家の紋〉〈定紋(じようもん)〉〈紋じるし〉〈紋所〉などと称していたが,このうち〈家紋〉は厳密にいえば武家の紋のみに用いられた呼称である。団体や結社に用いられるものは記章,バッジと呼ばれることも多く,各種のシンボルマークもこれに近い。…

※「紋印」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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