紙一枚の主となる(読み)かみいちまいのぬしとなる

精選版 日本国語大辞典 「紙一枚の主となる」の意味・読み・例文・類語

かみ【紙】 一枚(いちまい)の主(ぬし)となる

  1. 一枚の紙に戒名(かいみょう)をとどめるだけになる。死んでしまう。
    1. [初出の実例]「昨日まで見し面影も、今日はただ紙一枚(カミいちマイ)の主(ヌシ)となる」(出典人情本・珍説豹の巻(1827)後)

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