紙付(読み)かみつき

精選版 日本国語大辞典 「紙付」の意味・読み・例文・類語

かみ‐つき【紙付】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代、罪を犯し処刑される者。罪人引きまわしの際や仕置場罪状を記した紙製の幟(のぼり)を立てたところからいう。
    1. [初出の実例]「手代迄紙つきにするごふく店」(出典:雑俳・柳多留‐七(1772))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android