白南風(読み)シラハエ

デジタル大辞泉 「白南風」の意味・読み・例文・類語

しら‐はえ【白南風】

梅雨が明ける6月末ごろから吹く南風。しろはえ。 夏》黒南風くろはえ

しろ‐はえ【白南風】

しらはえ」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「白南風」の意味・読み・例文・類語

しら‐はえ【白南風】

  1. 〘 名詞 〙 梅雨(つゆ)明けの時期に吹く南風。また、陰暦六月頃に吹く南西風。しろはえ。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「しらさぎこそしらはへのそくなれと、ひゃうしをあげてはやしたりしかば」(出典:弁内侍日記(1278頃)建長元年一一月一八日)

しろ‐はえ【白南風】

  1. 〘 名詞 〙しらはえ(白南風)《 季語・夏 》

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世界大百科事典(旧版)内の白南風の言及

【風】より

… 南風(はえ)山陰,西九州地方でよく用いられる南風の呼名。梅雨の初めの黒い雨雲の下を吹く〈黒南風(くろはえ)〉,梅雨の最盛期の強い南風の〈荒南風(あらはえ)〉,梅雨明け後に吹く〈白南風(しらはえ∥しろはえ)〉などといわれる。 早手(はやて)疾風とも書き,〈疾風(しつぷう)〉〈陣風(じんぷう)〉ともいう。…

【風】より

… 南風(はえ)山陰,西九州地方でよく用いられる南風の呼名。梅雨の初めの黒い雨雲の下を吹く〈黒南風(くろはえ)〉,梅雨の最盛期の強い南風の〈荒南風(あらはえ)〉,梅雨明け後に吹く〈白南風(しらはえ∥しろはえ)〉などといわれる。 早手(はやて)疾風とも書き,〈疾風(しつぷう)〉〈陣風(じんぷう)〉ともいう。…

※「白南風」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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