紙子の火打膝の皿(読み)かみこのひうちひざのさら

精選版 日本国語大辞典 「紙子の火打膝の皿」の意味・読み・例文・類語

かみこ【紙子】 の 火打(ひうち)(ひざ)の皿(さら)

  1. ( 「火打」は、紙子の袖の付け根のほころびやすい部分にあてる火打金の形をしたもの。「膝の皿」は貧乏のさまをいう「向脛(むこうずね)から火が出る」の句から、「火打」の「火」と頭韻を合わせていい続けたもの ) 貧乏なさまをいうたとえ。
    1. [初出の実例]「紙子の火うちひざのさら、風吹凌ぐ忍草」(出典:浄瑠璃・夕霧阿波鳴渡(1712頃)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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