素惚(読み)すっとぼける

精選版 日本国語大辞典 「素惚」の意味・読み・例文・類語

すっ‐とぼ・ける【素惚】

〘自カ下一〙 (「すっ」は接頭語) まったく知らないようなふりをする。また、間の抜けたようなことをする。
江戸から東京へ(1924)〈矢田挿雲一一唐桟黒縮緬ああ何たる不調和な素(ス)っとぼけた取合せぞや」
※銀座川(1950‐51)〈井上友一郎〉序「好江は〈略〉ゴトンと重い扉をあけて、わざと素っとぼけた声を発し」

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