素頭(読み)すこうべ

精選版 日本国語大辞典 「素頭」の意味・読み・例文・類語

す‐こうべ‥かうべ【素頭】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「す」は接頭語 ) 頭をののしっていう語。素首(そくび・そっくび)。〔書言字考節用集(1717)〕
    1. [初出の実例]「義朝のどくろよりおのれがすかうべはりくだかんを」(出典:浄瑠璃・平家女護島(1719)一)

す‐あたま【素頭】

  1. 〘 名詞 〙 頭に何もかぶらないこと。また、その頭。〔書言字考節用集(1717)〕
    1. [初出の実例]「いつぞやかぶせた頭巾はなくて、すあたま也」(出典:咄本・万の宝(1780)大黒頭巾嫌)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android