素首(読み)ソクビ

精選版 日本国語大辞典 「素首」の意味・読み・例文・類語

そ‐くび【素首】

  1. 〘 名詞 〙 首をののしっていう語。そっくび。
    1. [初出の実例]「なに物ぞ。そくびつけ、と仰下さる程こそありけれ」(出典:平家物語(13C前)五)
    2. 「後より和藤内どっこいやらぬと顕れ出、安大人がそくびをつかんでさし上」(出典:浄瑠璃・国性爺合戦(1715)千里が竹)

そっ‐くび【素首】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「そっ」は接頭語 ) 「そくび(素首)」の変化した語。
    1. [初出の実例]「逃げ出るこっぱすかさず駈け寄りそっ首掴み」(出典:浄瑠璃・夏祭浪花鑑(1745)九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android