大黒頭巾(読み)ダイコクズキン

精選版 日本国語大辞典 「大黒頭巾」の意味・読み・例文・類語

だいこく‐ずきん‥ヅキン【大黒頭巾】

  1. 〘 名詞 〙 七福神の一つである大黒天がかぶっているような頭巾円形で、低く、わきにふくれ出たもの。主に僧や老人が使用した。くくり頭巾。《 季語・冬 》
    1. 大黒頭巾〈絵本満都鑑〉
      大黒頭巾〈絵本満都鑑〉
    2. [初出の実例]「爰許で又あらふかの手前よし〈如春〉 大黒頭巾あたたげなり〈季吟〉」(出典:俳諧・季吟十会集(1672))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の大黒頭巾の言及

【頭巾】より

…秋田県鳥海町では同形のものを大黒舞のときにかぶった。幼児には小型のものを大黒頭巾といって最近までかぶせたという。なお丸頭巾の左右,後方にたれさげて首筋を保護する錣(しころ)とよぶ布をつけたものを錣頭巾,熊坂頭巾とよんだ。…

※「大黒頭巾」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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