素首落(読み)そくびおとし

精選版 日本国語大辞典 「素首落」の意味・読み・例文・類語

そくび‐おとし【素首落】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 相撲の手の一つ。突張り、押しで攻めてくる相手に対し、とっさに体を開き手首で出てくる相手の首をはたいて前のめりに倒す手。この手できまるときまり手は「はたき込み」。そっくびおとし。
  3. 歌舞伎の立回りで、相撲の手と同様に、相手の首筋のあたりをたたいて、前のめりに引き落とすもの。そっくびおとし。〔劇場新話(1804‐09頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android