紫の雲路(読み)ムラサキノクモジ

デジタル大辞泉 「紫の雲路」の意味・読み・例文・類語

むらさき‐の‐くもじ〔‐くもぢ〕【紫の雲路】

極楽には紫の雲がたなびいているというところから》極楽の空。
「―にさそふ琴の音に憂き世をはらふ嶺の松風」〈新古今・釈教〉

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精選版 日本国語大辞典 「紫の雲路」の意味・読み・例文・類語

むらさき【紫】 の 雲路(くもじ)

  1. 極楽浄土への紫の雲の道。
    1. [初出の実例]「紫の雲ぢにさそふ琴の音にうき世をはらふ嶺の松風〈寂蓮〉」(出典:新古今和歌集(1205)釈教・一九三七)

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