紫檀棹(読み)したんざお

精選版 日本国語大辞典 「紫檀棹」の意味・読み・例文・類語

したん‐ざお‥ざを【紫檀棹】

  1. 〘 名詞 〙 紫檀の木で作った三味線の棹(さお)。転じて、三味線または芸者をいう。したん。
    1. [初出の実例]「したん棹母は杖とも柱とも」(出典:雑俳・柳多留‐五五(1811))
    2. 「紫檀棹(シタンザヲ)に花櫚胴(くゎりんどう)、いづれ裏には文杉(あやすぎ)のあるべしと思はるる好き音色の三味線取り出して」(出典:新浦島(1895)〈幸田露伴〉一七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android