五五(読み)いつついつつ

精選版 日本国語大辞典 「五五」の意味・読み・例文・類語

いつつ‐いつつ【五五】

  1. 〘 名詞 〙 優劣の差のないこと。勝ち負けのつかないこと。対等なこと。五分五分
    1. [初出の実例]「先(まづ)今日の公事(くじ)を互に五つ五つに仰付けらるるうへは申分なし」(出典浮世草子御前義経記(1700)六)
    2. 「八島の沖へ抜け掛けは、五つ五つの勝負にて」(出典:浄瑠璃・甲陽軍鑑今様姿(1715頃)一)

ご‐ご【五五】

  1. 〘 名詞 〙 九九算で五かける五。すなわち、二五
    1. [初出の実例]「中にも五々の年ばいにたるやたらずの御所女」(出典:浄瑠璃・自然居士(1697頃)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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