紫筍・紫笋(読み)しじゅん

精選版 日本国語大辞典 「紫筍・紫笋」の意味・読み・例文・類語

し‐じゅん【紫筍・紫笋】

〘名〙
① (青くて赤みを帯びているところから) 新しく生え出た若い竹の子。転じて、美人を形容する語。
※本朝文粋(1060頃)一四・在原氏為亡息員外納言四十九日修諷誦文〈大江朝綱〉「老哭愛子。誰抽紫笋於雪林
※雑俳・柳多留‐一〇一(1828)「名玉の山に枝潤(シジュン)光沢(つや)をまし」
② (紫色を帯びた茶が上等とされたところから) 良い茶。〔白居易‐題周皓大夫新亭子詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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