岩石学辞典 「累帯深成岩体」の解説 累帯深成岩体 貫入性深成岩体は部分的に岩石の組成が変化し,特に岩体周辺部などは著しく異なるのが普通である.この場合に中心部から周辺部にかけて同心円状に岩質が変化する岩体を累帯深成岩体という[地学団体研究会 : 1996].円状の貫入岩体内の岩質変化の典型的な例には朝鮮殷山の花崗岩体がある[鈴木 : 1952, 1953].超塩基性岩体の岩相が帯状に変化する場合の累帯超苦鉄質岩体(zoned ultramafic complex)が知られている. 出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報