累進税率(読み)ルイシンゼイリツ

デジタル大辞泉 「累進税率」の意味・読み・例文・類語

るいしん‐ぜいりつ【累進税率】

累進税を課する際の税率課税標準の額に従って単純に適用する方式単純累進税率、段階的な区分を設け、段階ごとに異なる税率を適用する方式を超過累進課税という。→累進課税

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の累進税率の言及

【所得税】より

…イギリスの所得税は,分類所得税という特色をもち,不動産所得から勤労所得まで5種類に分類し,各種所得別に税率を異にして課税していた。1913年には累進税率(累進税・逆進税)が初めて採用された。同年にアメリカでも設けられた所得税は,総合所得税の特色をもっている。…

【税率】より

…また,酒税のように課税標準が数量をもって定められている場合には,課税標準の一単位につき一定の金額で示される。金額ないし価額を課税標準とする場合には,比例税率といって,課税標準の大小に関係なく税率が一定している場合と,累進税率(〈累進税・逆進税〉の項参照)といって,課税標準が大きくなるに従って税率も高くなる場合とがある。累進税率の中には,課税標準が大きくなるに従ってその全体に対して単純に高率を適用する単純累進税率と,課税標準を多数の段階に区分し上の段階に進むに従って逓次に高率を適用する超過累進税率とがある。…

※「累進税率」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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