日本歴史地名大系 「細島新田」の解説 細島新田ほそじましんでん 静岡県:浜松市旧敷知郡・引佐郡地区細島新田[現在地名]浜松市細島町早出(そうで)村の南、馬込(まごめ)川左岸に位置。延宝(一六七三―八一)頃の青山氏領分絵図に細島村とみえ、本田三三石余・新田七石余。浜松藩領で、明和九年(一七七二)の城附領分村々高帳写では高三六石余。旧高旧領取調帳でも浜松藩領三六石余。文化五年(一八〇八)浜松藩主井上氏は当新田と米津(よねづ)新田は浜松城下塩(しお)町によって新田開発されたため浜松城付に高入し、しかも十分一引方がないことを根拠に諸役免許の村と幕府に上申した(「諸向御届」井上家文書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報