組み入る(読み)くみいる

精選版 日本国語大辞典 「組み入る」の意味・読み・例文・類語

くみ‐い・る【組入】

  1. [ 1 ] 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙
    1. 組み打ちしようとして飛び込む。
      1. [初出の実例]「はっといひて手をひろげくみ入らんとする所を」(出典:浄瑠璃・大友真鳥(1698頃)二)
    2. 種々の要素が組み合わさって複雑になる。
      1. [初出の実例]「抑も音其者は何であるか、其音に伴ふ意義といふものは、いかに変じ行くものであるか、或は文字はいかなる官能を有って居るか、などいふ組み入った点までは、白石は論じませんでした」(出典:国語のため(1895)〈上田万年〉言語学者としての新井白石)
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 ラ行下二段活用 〙くみいれる(組入)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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