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経界法 けいかいほうJing-jie-fa; Ching-chieh-fa

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

経界法
けいかいほう
Jing-jie-fa; Ching-chieh-fa

中国,南宋代に農民土地に対する税役負担の均衡をはかった制度。経界とは土地の境をいい,これを画定する法で土地を測量し,または申告させて土地台帳をつくり,それらの土地の肥瘠にしたがって,農民の税や役の負担の均衡をはかった。初め紹興 12 (1142) 年に蘇州で行われ,以後全土に実施され,元朝でも行われた。

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世界大百科事典内の経界法の言及

【朱熹】より

…彼の地方行政は学者の観念論の域をはるかに超えた,きわめて現実的かつ綿密なものであった。なかでも社倉法(飢饉に備えた穀物の貯蔵と貸与に関するとりきめ)と経界法(一種の農地改革)とは,のちの朝鮮や日本にも影響を与えた,特筆されるべき政策である。 65歳のとき,皇帝のお声がかりで長沙から首都臨安に呼ばれ,皇帝の政治顧問官に栄進する。…

【秦檜】より

…これは金の政変により破棄されたが,41年に第2次条約が結ばれ,宋金関係は安定した。同時に秦檜らは懸案であった軍事全権の皇帝帰属を一気に実現させ,さらに42‐50年,南宋全土の土地測量事業(経界法)を実施し,戦乱で破壊された支配機構を整え,南宋政権の基礎を固めた。国勢に見あった宋金関係を構想し,実現に全力を尽くした点はすぐれたところである。…

※「経界法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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