結晶粥(読み)けっしょうかゆ(その他表記)crystal mush

岩石学辞典 「結晶粥」の解説

結晶粥

マグマには熔融部分のみならず揮発成分や結晶が含まれているが,その割合がどこまでをマグマというか明確ではない.元来マグマは実際に観測のできないもので概念的なものであるため,様々な定義がなされている.マグマが熔融状態であると信じても,その中にどの程度の結晶が含まれているかによって性質は非常に異なる.マグマ中の結晶の量が増加すれば結晶粥(crystal mush)となる.しかし結晶粥も観測不可能な概念で確かめようがなく,液体マグマから固体岩石まで連続的に変化するが結晶粥はどの位置にあるかわからない[鈴木 : 1994].なお,ミグマ(migma)とはギリシャ語で混合という意味で,固体の岩石片と熔融した基部との混合した物あるいは粥(mush)を指している[Reinhard : 1935].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

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