混合(読み)コンゴウ

  • こんごう ‥ガフ
  • こんごう〔ガフ〕
  • まざりあ・う ‥あふ
  • まじりあ・う ‥あふ
  • 混合 mixing

デジタル大辞泉の解説

[名](スル)異なった性質のものがまじり合うこと。また、まぜ合わせること。混和。「数種のスパイスを混合した調味料」「混合物」

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百科事典マイペディアの解説

二つ以上の不均質な成分に適当な操作を加えて均質なものにすること。混合速度は大きいが均質性の悪い移動混合,均質性はよいが混合速度の小さい拡散混合,高粘度物質粉砕分離して分散させるせん断混合がある。理想的な混合の状態を完全混合と呼ぶ。

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世界大百科事典 第2版の解説

二つ以上の異なる成分物質に適当な操作を加えて均質なものを得ること。工業的には,粘稠でない流体(気体および液体)を主とする原料を扱う混合操作をかくはん(攪拌),非常に粘稠なまたは可塑性の物質原料を対象とする場合を捏和ねつか)といい,固体の粉粒体を主とする原料を扱う場合を固体混合または単に混合と称して区別することが多いが,その区分は厳密なものではない。 均質な混合状態(完全混合状態)とは,混合物の任意個所から採取されたサンプル内の成分割合(濃度)が,混合物全体についてのその成分割合(仕込濃度)に等しい状態をいう。

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙
① 性質の違うものがまじりあうこと。いりまじっていること。また、性質の違うものを混ぜ合わせること。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
※源平盛衰記(14C前)一四「山門は本山也、園城は末寺也、本末混合(コンガウ)の牒状」 〔杜牧‐寄内兄和州崔員外十二韻詩〕
〘自ワ五(ハ四)〙 互いにいりまじる。
※故旧忘れ得べき(1935‐36)〈高見順〉二「いろいろまざり合った臭気がムンムンと立ち籠めてゐる様を」
〘自ハ四〙 互いに入りまじる。
※両足院本山谷抄(1500頃)九「人の声と車の声とがましりやうて」

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世界大百科事典内の混合の言及

【ブレンディング】より

…性質の異なる粉粒体または液体を混ぜ合わせること。鉱石その他の粉粒体のブレンディングにはやや異なった二つの意味合いと目的がある。その一つは,性質あるいは品質の異なる2種以上の粉粒体を,特定の比率で合一することである。この操作は配合とも呼ばれる。他の一つは,2種以上の粉粒体あるいは品質変動をもつ粉粒体を,より安定した品質をもつ粉粒体に変えることである。この操作は均一化homogenizationとも呼ばれる。…

【エルゴード理論】より

… バーコフらのエルゴード理論は,確率論にも拡張でき,不変測度をもつマルコフ連鎖には長時間平均が存在し,それが空間平均に等しいという定理が得られる。しかし,このようなエルゴード性は熱平衡状態成立の保証にはならず,A.N.コルモゴロフは,等エネルギー面上のどの領域も,長い時間の間には十分よく混ぜ合わされてしまうという概念(混合という)を導入した。彼はさらに位相空間に分割という考えを導入し,時間がたつにつれ,はじめの分割がいろいろに増えて,最後にはあらゆる可能な分割を全部経験しつくすような力学系を強い混合的な系であるとした。…

【攪拌】より

…流体や粉末ないしは粒状の固体原料をかき混ぜることで,工学的にはかくはん操作またはかくはん混合操作として単位操作の一つに分類されている。狭義には,流体あるいはあまり多量でない粉粒体を含む流体で比較的粘稠でない原料を対象とする場合をかくはん,これに対して濃厚高分子溶液やグリースから粘土等に至るまでの非常に粘稠な原料を扱う場合を捏和(ねつか)または捏和混練,一方,固体の粉粒体原料を主とする場合を固体混合または単に混合と称して区別する。…

※「混合」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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