絞り吹き(読み)シボリブキ

デジタル大辞泉 「絞り吹き」の意味・読み・例文・類語

しぼり‐ぶき【絞り吹き】

冶金やきん法の一。粗銅の中に含まれている銀をとるために、粗銅に鉛を加えて熱し、融点の低い鉛とともに銀を流出させる方法

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 冶金 名詞

精選版 日本国語大辞典 「絞り吹き」の意味・読み・例文・類語

しぼり‐ぶき【絞吹】

  1. 絞吹〈鼓銅図録〉
    絞吹〈鼓銅図録〉
  2. 〘 名詞 〙 粗銅中から銀をとるための方法。粗銅に鉛を加えて熱し、加圧して鉛とともに銀を流出させる。明治末期まで行なわれた。南蛮絞り南蛮吹き。〔鼓銅図録(1805頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android