絡げ(読み)カラゲ

デジタル大辞泉 「絡げ」の意味・読み・例文・類語

からげ【絡げ/×紮げ】

束ねくくること。また、くくったもの。「十把一―じっぱひとからげ
着物の裾を帯に挟むこと。また、その裾。すそからげ。「しり―」
「―も下ろさず」〈浄・阿波の鳴門

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精選版 日本国語大辞典 「絡げ」の意味・読み・例文・類語

からげ【絡・紮】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 ( 動詞「からげる(絡)」の連用形名詞化 )
    1. 束ねくくること。まとめてしばること。
      1. [初出の実例]「からげは今も物を括るにいふ、からめあぐるの義にや」(出典:随筆・嬉遊笑覧(1830)二)
    2. 着物の裾(すそ)を帯に挟み込むこと。また、その裾。しりからげ。
      1. [初出の実例]「ひやめしもやかっしゃれとからげおろして入にけり」(出典:浄瑠璃・生玉心中(1715か)上)
  2. [ 2 ] 〘 接尾語 〙 束ねくくったものを数えるのに用いる語。
    1. [初出の実例]「一からげの書をたづさえて上た」(出典:玉塵抄(1563)一四)

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