生玉心中(読み)いくたましんじゅう

精選版 日本国語大辞典「生玉心中」の解説

いくたましんじゅう ‥シンヂュウ【生玉心中】

浄瑠璃世話物。三巻。近松門左衛門作。正徳五年(一七一五大坂竹本座初演。大坂の茶碗商一つ屋五兵衛の子嘉平次と伏見坂町柏屋の遊女おさがとが、生玉神社境内心中した事件を脚色したもの。

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典「生玉心中」の解説

生玉心中
(通称)
いくたましんじゅう

歌舞伎・浄瑠璃の外題。
元の外題
梅浪花生玉心中
初演
大正2.1(東京・歌舞伎座)

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世界大百科事典 第2版「生玉心中」の解説

いくたましんじゅう【生玉心中】

(1)人形浄瑠璃。世話物。3巻。角書〈嘉平次おさが〉。近松門左衛門作。1715年(正徳5)5月大坂竹本座初演。大坂伏見坂町の遊女おさがとなじんで借金に追われていた茶碗屋の嘉平次が,悪友長作に金を奪われ名誉を傷つけられたことのために,生玉神社の境内で心中を遂げるという次第を描いたもの。実説は不明。《曾根崎心中》のお初徳兵衛の13年忌を当て込んだ作品で,全体に《曾根崎心中》を踏まえた構想がとられているが,新しく嘉平次の父や姉,許嫁などの情愛が強調されており,主人公たちの悲劇がいっそう複雑で深刻なものとなっている。

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