事典 日本の地域ブランド・名産品 「網干メロン」の解説
網干メロン[果樹類]
あぼしめろん
主に姫路市網干地区で生産されている。1921(大正10)年頃、木下広治が網干地区の今栄信重の店から購入し、栽培したのが始まりという。1926(昭和2)年〜1927(昭和3)年頃に、網干メロンとして出荷された。150g前後の楕円形で、緑白色。熟すと表皮に浅い筋が10本ほど入る。果肉は淡緑色で、甘みが強いがさっぱりとした後味が特徴。昭和の初期には地元の盆の供物として利用されたが、その後栽培が減少した。ひょうごの伝統野菜。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報