精選版 日本国語大辞典 「網目に風たまる」の意味・読み・例文・類語 あみのめ【網目】 に 風(かぜ)=たまる[=とまる] ① ありえないこと、不可能なこと、かいのないことのたとえにいう。[初出の実例]「あみのめに吹きくるかぜはとまるとも人の心をいかが頼まん〈紀貫之〉」(出典:古今和歌六帖(976‐987頃)四)② わずかばかりでも効果が期待できることの意にいう。[初出の実例]「源五郎鮒打ちにいかれました。網(アミ)の目に風溜ると惣々(そうぞう)の息精(いきせい)でも、お産を安うさせますると」(出典:浄瑠璃・源平布引滝(1749)三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例