綿弓(読み)ワタユミ

デジタル大辞泉 「綿弓」の意味・読み・例文・類語

わた‐ゆみ【綿弓】

繰り綿をはじき打って打ち綿にする道具。竹を曲げて弓形にし、弦として古くは牛の筋、のちには鯨の筋を張ったもので、弦をはじいて綿を打つ。唐弓とうゆみ。わたうちゆみ。 秋》

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精選版 日本国語大辞典 「綿弓」の意味・読み・例文・類語

わた‐ゆみ【綿弓】

  1. 〘 名詞 〙 繰り綿を打って不純物を除き、やわらかにして打ち綿にする道具。竹を曲げて弓形にし、弦は古くは牛の筋を用いたが、後、鯨の筋を用いる。弦をはじいて綿を打つ。わたうちゆみ。唐弓(とうゆみ)。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「わた弓や琵琶になぐさむ竹のおく」(出典:俳諧・野ざらし紀行(1685‐86頃))

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