「ゆみがた」ともいう。円の弧と,弧の両端を結ぶ線分 AB (弦) によってできる図形をいう。このときの弧を弓形の弧 AB,線分を弓形の弦 ABという。弓形の弧 AB上に頂点P (A,Bとは異なる) をもつ円周角∠APBの大きさはすべて等しい。この円周角のことを,弓形の含む角,あるいは単に弓形の角という。
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1 弓のように曲がった形。ゆみがた。ゆみなり。
2 数学で、円の弧とその両端を結ぶ弦とによってできる図形。
弦を張った弓のような形。ゆみがた。きゅうけい。「弓形に反る」
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〘名〙
① 弓のように曲がった形。ゆみがた。ゆみなり。
② 数学で、円の弧とその両端を結ぶ弦とでできる図形をいう。
〘名〙 弦を張った弓のような形。ゆみなり。きゅうけい。〔羅葡日辞書(1595)〕
※小公子(1890‐92)〈若松賤子訳〉八「馬は艷々した栗色の頸を弓形(ユミガタ)にし」
〘名〙 弦を張った弓のような形。ゆみがた。きゅうけい。「弓なりに反る」 〔羅葡日辞書(1595)〕
※お目出たき人(1911)〈武者小路実篤〉七「尻の下った弓形(ユミナリ)の眉毛と目尻の上った大きい目とがよかった」
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