唐弓(読み)トウユミ

デジタル大辞泉 「唐弓」の意味・読み・例文・類語

とう‐ゆみ〔タウ‐〕【唐弓】

繰綿くりわたを打って不純物を取り除き、やわらかくする道具。長さ1メートル半ほどの木弓にクジラの筋を弦に張ったもの。わたうちゆみ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「唐弓」の意味・読み・例文・類語

とう‐ゆみタウ‥【唐弓】

  1. 〘 名詞 〙 繰綿(くりわた)を打って不純物を取り去り柔らかくするための道具。弓のように木に弦を張ったもので、古くは、牛の筋を弦として用いたが、のちは鯨を用いるようになる。わたゆみ。わたうちゆみ。
    1. [初出の実例]「店せばみ道まで乾せるたうゆみの遊ぶとさらに我が思はなくに」(出典:仮名草子・仁勢物語(1639‐40頃)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む