総締(読み)そうじめ

精選版 日本国語大辞典 「総締」の意味・読み・例文・類語

そう‐じめ【総締】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「そうしめ」とも )
  2. 全体をまとめて計算すること。内訳を全部まとめた計算。総計合計。〔和英語林集成初版)(1867)〕
    1. [初出の実例]「六十何年間の総締(ソウジ)めと最近数年の統計を比較するから溜まらない」(出典:続珍太郎日記(1921)〈佐々木邦〉一〇)
  3. 全体をとりまとめること。また、その人。
    1. [初出の実例]「頭役は総括りと成て、重き事を主(つかさ)どり、又総しめをする也」(出典:政談(1727頃)三)
  4. 手じめをいう。
    1. [初出の実例]「『へい、何々御連中さまお手を拝借』と号令、一同神妙に総じめのシャンシャンシャン」(出典:明治世相百話(1936)〈山本笑月〉劇評の元祖『評判記』)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android