締売・占売(読み)しめうり

精選版 日本国語大辞典 「締売・占売」の意味・読み・例文・類語

しめ‐うり【締売・占売】

〘名〙 江戸時代、買占めなどにより商品の供給量を制限し、価格操作を行なって独占価格を設定しようとする商行為。はじめは、集散地問屋がこれを行なったが、のちには地方の生産地の荷主船頭も行なうようになった。
仮名草子薬師通夜物語(福斎物語)(1643頃)「米たばひをき、しめ売被成候を」

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