緩木城跡(読み)ゆるぎじようあと

日本歴史地名大系 「緩木城跡」の解説

緩木城跡
ゆるぎじようあと

[現在地名]竹田市九重野

祖母傾そぼかたむき国定公園の西端、標高一〇四六メートルの緩木山頂にある。「上井覚兼日記」天正一三年(一五八五)一〇月一四日条に牢々中の入田義実に対し五、六年以前に大友義統が再仕官を許したが、旧領すべてを与えられなかったため、島津氏と意を通じ「ゆる木と云城取構、入田方一類六千程楯籠」ったという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android