普及版 字通 「縉」の読み・字形・画数・意味
縉
16画
[字訓] さしはさむ
[説文解字]
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[字形] 形声
声符は晉(晋)(しん)。〔説文〕十三上に「帛(きれ)の赤色なるものなり」とあり、赤絹をいう。
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[訓義]
1. あかぎぬ。
2. あか、うすあか。
3.
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[熟語]
縉紳▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
…郷紳は田主(でんしゆ)あるいは業主(ぎようしゆ)と呼ばれた地主の一員であったが,その中でも日常的に地域社会の動向を左右する実力者であり,2,3年の任期で去っていく地方官にまさる影響力をもっていた。 朝廷に出仕する官僚の着用する大帯を紳(しん)といい,この大帯にメモ用の板(笏(こつ))をさしはさむことを縉(しん)と呼んだが,これに由来する縉紳(しんしん)という語は秦・漢以前から官僚の雅称として用いられてきた。しかし,紳の字を,地域社会を意味する郷と組みあわせた郷紳という語が普及し,退職,請暇,待機などで出身地に居住している官僚や出身地に居宅を置いている現職の官僚を表現するようになったのは,16世紀半ばすぎの万暦年間のことである。…
※「縉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」