縦結び(読み)タテムスビ

デジタル大辞泉 「縦結び」の意味・読み・例文・類語

たて‐むすび【縦結び】

こま結びで、結んだ両端結び目上下にくるように結ぶこと。また、そのように結んだもの。

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精選版 日本国語大辞典 「縦結び」の意味・読み・例文・類語

たて‐むすび【竪結・縦結】

  1. 〘 名詞 〙 帯や糸の両端が上下の縦に出るように結ぶこと。結びめが横になるふつうの結び方でなく、縦になるように結ぶこと。また、そのように結んだもの。男帯駒下駄結(こまげたむす)びや、女帯の竪やの字など。
    1. [初出の実例]「しどけなき竪結(タテムスビ)後帯(うしろおび)は」(出典:洒落本・風俗七遊談(1756)一)

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世界大百科事典(旧版)内の縦結びの言及

【結び】より

…たとえば〈はた結び〉〈かこ結び〉は農・林・漁業に,〈もやい結び〉〈てぐす結び〉は漁業に,〈よりこみ結び〉〈すごき結び〉は農・林・植木職に固有の結びである。また日本では解けやすいので嫌われている〈たて結び〉が台湾や朝鮮半島では好んで多用されているし,日本で代表的な作業結びである〈男結び〉がヨーロッパでは見かけないなど地域や民族による特徴をも認めることができる。これらの結びのもつ特徴は,絞殺などの犯罪の際には,犯人割出しの参考とされる。…

※「縦結び」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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