ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「繊維強化金属」の意味・わかりやすい解説 繊維強化金属せんいきょうかきんぞくfiber-reinforced metals アルミニウムやチタン中に,強度や弾性が優れたボロン,タングステン,アルミナ,炭化ケイ素などを繊維状に複合した材料。 FRM材と称される場合が多い。金属と繊維材との接合性・親和性が良く,熱膨張率がほとんど同じことが望ましく,繊維材表面にアルミナなどでコーティングする方法も採用されている。最初に開発されたボロン繊維強化アルミニウムは,スペースシャトルの部品や,ゴルフのシャフトなどに利用された。最近では炭化ケイ素繊維強化アルミニウムが,航空関係など広い応用範囲で期待されている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by