熱膨張率(読み)ネツボウチョウリツ

関連語 高光 山中

最新 地学事典 「熱膨張率」の解説

ねつぼうちょうりつ
熱膨張率

thermal expansion coefficient

圧力が一定もと温度変化に対する膨張割合を示す係数体積膨張率α=(ΔVT)/V0線膨張率β=(ΔLT)/L0がある(V0L0は標準状態の体積と長さ)。物質デバイ温度に比べて十分低温の場合は調和振動とみなせるが,高温では非調和熱振動が顕著になり熱膨張が著しくなる。したがって厳密には熱膨張率は一定ではなく,高温領域ほど大きくなる。

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百科事典マイペディア 「熱膨張率」の意味・わかりやすい解説

熱膨張率【ねつぼうちょうりつ】

膨張率とも。圧力一定のもとでの物体熱膨張の温度に対する割合。物体の単位体積当りの温度1℃上昇による膨張量を体膨張率固体の単位長さの温度1℃上昇による延びを線膨張率という。等方性の固体では体膨張率は線膨張率のほぼ3倍。容器内の液体の見掛けの膨張率は液体自身の体膨張率と容器材料の体膨張率との差。
→関連項目耐熱ガラス膨張係数

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世界大百科事典(旧版)内の熱膨張率の言及

【熱膨張】より

…同じ物質でも体膨張率は一般に温度,圧力によって変化する。熱膨張率,あるいは単に膨張率といったときにはこの体膨張率を指すことが多いが,固体では,1K上げたときの長さの変化の割合である線膨張率α=⊿l/lのほうがよく使われる。なお,温度がt℃のときの体積を0℃の体積V0を使って,VV0(1+α′t)と近似的に表したときの係数α′を体膨張率ということもある。…

※「熱膨張率」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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