繭籠(読み)まよごもり

精選版 日本国語大辞典 「繭籠」の意味・読み・例文・類語

まよ‐ごもり【繭籠】

万葉(8C後)一二・二九九一「たらちねの母が養ふ蚕(こ)の眉隠(まよごもり)いぶせくもあるか妹に逢はずして」

まゆ‐ごもり【繭籠】

〘名〙 蚕(かいこ)が繭の中にこもること。転じて、少女などが深窓にこもっていること。まよごもり。
源氏(1001‐14頃)常夏「まゆこもりも心苦しう思ひ聞こゆれとの給ふ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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