繰り(読み)クリ

デジタル大辞泉 「繰り」の意味・読み・例文・類語

くり【繰り】

糸などを繰ること。
(ふつう「クリ」と書く)謡曲の節の一。基本的な音の中では最も高い音階名。
(ふつう「クリ」と書く)謡曲で、くせ序章にあたる、拍子に合わない謡の部分初めのほうに必ず繰りの音を含む。
かんぐること。察し
「女と云ふものは、―の深いもので」〈虎明狂・花子

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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