繰り(読み)クリ

デジタル大辞泉 「繰り」の意味・読み・例文・類語

くり【繰り】

糸などを繰ること。
(ふつう「クリ」と書く)謡曲の節の一。基本的な音の中では最も高い音階名。
(ふつう「クリ」と書く)謡曲で、くせ序章にあたる、拍子に合わない謡の部分初めのほうに必ず繰りの音を含む。
かんぐること。察し
「女と云ふものは、―の深いもので」〈虎明狂・花子

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android