精選版 日本国語大辞典 「置き初む」の意味・読み・例文・類語
おき‐そ・む【置初】
- [ 1 ] 〘 自動詞 マ行下二段活用 〙 露や霜がある物の上に生じ始める。
- [初出の実例]「もみぢ葉をみくらの山に初霜は朝戸あけてやおきそめつらん」(出典:散木奇歌集(1128頃)秋)
- [ 2 ] 〘 他動詞 マ行下二段活用 〙 ある場所に位置させ始める。
- [初出の実例]「つゆならぬ心を花におきそめて風ふくごとに物おもひぞつく〈紀貫之〉」(出典:古今和歌集(905‐914)恋二・五八九)
〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...
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