置旧(読み)おきふるす

精選版 日本国語大辞典 「置旧」の意味・読み・例文・類語

おき‐ふる・す【置旧】

〘他サ四〙 品物を置いたままにして、古くする。使わないで、時がたつ。
万葉(8C後)一一・二八一九「おし照る難波菅笠(なにはすがかさ)置古之(おきふるシ)後は誰が着む笠ならなくに」

おき‐ふるし【置旧】

〘名〙 (「おきぶるし」とも) 品物などをあまり長くとっておいたために、古くなったこと。また、そのもの。
日葡辞書(1603‐04)「Voqiburuxini(ヲキブルシニ) ナル

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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