なる

大辞林 第三版の解説

なる

( 動ラ特活 )
〔動詞「なさる」が、「なはる」「なある」を経て、「なる」となったもの。近世江戸語。主として遊里で用いられたが、一般町人も用いた〕
なはる」に同じ。 「どう-・いましたえ、斯う-・いましたよ/滑稽本・浮世風呂 2
(補助動詞) 「なはる」に同じ。 「朝比奈さん、もうおかへり-・りますかえ/洒落本・仕懸文庫」 「六さんも気道楽な生れだから、どこといふ事なく遊びに行き-・つたさうだが/洒落本・部屋三味線」 〔活用は「なら(なん)・なり(ない・なっ)・なる・なる・なれ・ない(なえ・ねえ)」〕

なる

〔断定の助動詞「なり」の連体形〕
…にある。 「内-世界」
…という名の。 「顔回がんかい-者」
…に当たる。…である。 「義兄-人物」 → なり(助動)

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デジタル大辞泉プラスの解説

なる

徳島県鳴門市にある海の駅、きたなだ海の駅の駅長を務める猫。灰色白柄のオス。2016年3月就任。「なる駅長」とも。

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精選版 日本国語大辞典の解説

なる

〘助動〙 (活用は、「なん・なり、ない・なる・なる・なれ・ない」。「なさる」から「なはる」「なある」を経て変化した語) 動詞連用形を受け、動作の主に対する軽い敬意を表わす。主として、遊里の者や遊客に用いられたが、一般町民も用いた。
雑俳・軽口頓作(1709)「はらのたつ・すましたらしうお払ひない」
洒落本・品川楊枝(1799)「そういいなっては今いった事をうそだといいなるのかへ」
[補注](1)活用形「なる」は「なん」の形をとることがある。特に下に禁止の助詞「な」がくるときは、「なん」となるのが普通である。「主(ぬし)に主がほれて居なんから、了簡が違いいんさアな」〔洒・穴可至子〕。
(2)命令形「ない」は敬意が大分うすれて用いられ、「なえ」「ねえ」の形で現われることが多い。「かみさん見ねヱ、凄い男だ」〔洒・辰巳之園〕。

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