最新 地学事典 「羅臼山火山」の解説
らうすやまかざん
羅臼山火山
Rausuyamakazan
気象庁活火山名は,羅臼山(Raususan)。別名はMendeleev。国後島中部,南北約8kmで東西約6kmの範囲に分布する,複数の成層火山と溶岩ドームからなる。これらは径7kmのカルデラ内の後カルデラ火山と考えられている。まず成層火山体が形成され(小羅臼山:標高800m),山頂部に馬蹄形火口が形成された。その後はその火口内で,成層火山および溶岩ドームの形成と崩壊が繰り返されている。羅臼山(標高882m)は最新の溶岩ドームであり,この形成に関与した火砕流堆積物から2,550yBPの年代が得られている。1880年と1990年に噴火の報告がある。現在も噴気・熱水活動が活発。岩石は玄武岩から輝石安山岩・デイサイト。
執筆者:中川 光弘
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

