羊毛蝋(読み)ヨウモウロウ

デジタル大辞泉 「羊毛蝋」の意味・読み・例文・類語

ようもう‐ろう〔ヤウモウラフ〕【羊毛×蝋】

ラノリン

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「羊毛蝋」の意味・読み・例文・類語

ようもう‐ろうヤウモウラフ【羊毛蝋】

  1. 〘 名詞 〙 羊の毛に付着する蝋状物質を集め、水分を除いたもの。優れた乳化作用をもち、軟膏基剤化粧品に用いられる。羊毛脂。ラノリン。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の羊毛蝋の言及

【脂質】より

…蜜蠟は前者の例でCが26~34のアルコールのパルミチン酸エステルからなる。ラノリン(羊毛脂,羊毛蠟ともいう)の主成分はラノステロールと脂肪酸のエステルで,後者の例である。空気中でも変化しにくく,動物の皮膚,毛皮,羽毛,植物の葉や果実に,また多くの昆虫の外骨格の保護膜として見いだされる。…

【ラノリン】より

…羊毛の表面に付着している蠟(ろう)状物質。羊毛脂,羊毛蠟ともいう。羊毛をセッケン水などで洗浄する際の廃液から遠心分離,硫酸を加えるなどの方法で分離され,これを精製することによって得られる。…

※「羊毛蝋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android