美濃雑事紀(読み)みのぞうじき

日本歴史地名大系 「美濃雑事紀」の解説

美濃雑事紀
みのぞうじき

別称 濃国雑事紀 五巻 間宮宗好編

解説 文化一三年の序文があるが、それ以降の記述も含まれる。組織立って書かれたものではなく、文化文政時代から天保年間に書かれた雑稿を集めたものか。合戦人物城郭神社仏閣・山・川・名所古跡・名産などが混在し、重複する記述も見受けられる。関ヶ原合戦の記事が八ヵ所あり、なかでも巻三にある「関ヶ原陣」は、一項目としては最も分量が多い。西軍優勢が一転した慶長五年九月一四日夜から一五日朝にかけての記載は、他の史料ではみられない詳細なものである。挿図が三一ある。

活字本 一信社出版部刊美濃大史料文庫二(大衆書房復刻)

騰写本 岐阜史談会

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む