義経袴(読み)ヨシツネバカマ

デジタル大辞泉 「義経袴」の意味・読み・例文・類語

よしつね‐ばかま【×袴】

腰に白絹ひもをつけ、裾口のくくりに装飾的な組紐を通した袴。源義経陣中で用いた鎧直垂よろいひたたれの袴に似せたものという。江戸時代武士旅行などの際に用いた。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「義経袴」の意味・読み・例文・類語

よしつね‐ばかま【義経袴】

  1. 〘 名詞 〙 近世の武士所用の復古趣味による外出用の袴。鎧直垂の袴に似せて白絹の腰紐に裏をつけた六幅の袴で、裾に薄平(うすひら)組緒の括(くくり)を刺し通したもの。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android