羽が利く(読み)ハガキク

デジタル大辞泉 「羽が利く」の意味・読み・例文・類語

・く

はぶりがよい。幅が利く。威勢がある。
世間忍びの契約なれば恨み言うても―・かぬ」〈浄・栬狩剣本地

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「羽が利く」の意味・読み・例文・類語

は【羽】 が 利(き)

  1. 羽振りがよい。勢力がある。
    1. [初出の実例]「娘のおやはいふても家中たれあらふ、当時はのきく杉本氏」(出典:浮世草子・小夜衣(1683)二)

羽が利くの補助注記

一説に「歯が利く」とし、歯が立つの意とする。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android